金沢大学病院リハビリテーション部の麦井直樹先生によるセミナーは、100人を超えるライブ視聴がありました。
強皮症患者さんの外来リハビリに長年携わっている麦井先生ならではのお話には、たくさんの学びや気づきがありました。
【心のリハビリになったセミナー】
麦井先生のセミナーを視聴してから生活が変わりました。
「一人ひとりの症状が違うのだから、リハビリも一人ひとりの体に合わせて行う」
「やらないのもやりすぎるのもよくない」
「リハビリはいつから始めても効果がある」
私はハッとしたと同時に、とてもホッとしました。
私は訪問リハビリを受けています。訪問がない日は自分でリハビリを行っていたのですが、体調が悪くて出来ない時は不安に感じるし、リハビリが出来る時はつい「もうちょっとやろうかな」とがんばってしまっていました。
また周りの歩調に合わせて歩いたり、気持ちが焦って早歩きになってしまったりしていました。
今は、「習ったリハビリの回数以上にやる必要はないんだ。やれない時は休むべき時、体は一人ひとり違うんだから自分のペースで歩けば良い。自分に合ったタイムスケジュールで良いんだ」と思うと、時間と心にゆとりができて、体も心もとても楽です。
楽だから、食事も美味しく食べられるようになって笑顔が増え、人から「顔色が良くなってきたね」と言ってもらいました。
麦井先生のセミナーは私にとって体だけじゃなく、「心のリハビリ」にもなりました。
ありがとうございました。(Yさん)
Yさんは、麦井先生が話された「間質性肺疾患のある患者さんは、エレベーターに乗るときも横断歩道でも急がないこと」をさっそく生活に取り入れて、日常のQOLがアップ。
ちなみに強皮症でリハビリが必要となる目安は「手がグーで握れないこと、指がまっすぐ伸びないこと」だそうです。
療養生活にすぐに取り入れられる学びを今後も続けます。