「受給者証を使った外出体験」編 ~ from.強皮症ラジオ

『 2025年9月27日(土)20:00~21:00 強皮症ラジオ「週末だョ!息抜きしナイト~」』を開催しました。

今回は、「特定医療費(指定難病)受給者証(以下、受給者証)を使った外出体験」というテーマでお送りいたしました。リスナーの皆さんからいただいた、各地の割引情報をご紹介。先日閉会した「大阪・関西万博」に足を運ばれた方々にも、現地の様子や印象に残ったパビリオンなどについて、お話を聞かせていただきました。

※掲載の割引情報は、2025年9月時点のものです。来場の際は、最新情報をご確認ください。

松本城(長野県松本市)は、無料になるだけでなく専用の入口から待たずに入場出来ました。軽井沢の黒柳徹子ミュージアムも割引がありました。 なので、最近は出かける時には、受給者証を持ち歩くようにしています。

この夏は、受給者証を使用して「半額」で映画を3回程楽しみました。また、上野の国立博物館の特別展「江戸☆大奥」も無料で鑑賞できました。

以前、オープンチャットに「松本城に受給者証で無料で入れた」と書き込みがあり、この夏、長野旅行に行きました。松本城はもちろん無料(本人と同伴者1名)。
ソラテラス(長野県下高井郡)のロープウェイも半額になると教えてもらいました。
寺院にも立ち寄り、ダメ元で「難病証での割引はありますか?」と聞いてみた所、「今回は良いですよ」と私と同伴者1名無料に。 何箇所も行ったのでかなりの額が無料になりました。地域差はありますが、聞くだけタダなので色んな所で聞いてみても良いかもしれませんね。

四大国立博物館 (東京、京都、奈良、九州)は、本人とその同伴者1人、難病証を提示すれば無料で入れます。

私は朝ドラあんぱんのモデルである『やなせたかし展』とNHK朝ドラのモデル、小泉八雲の熊本旧居へ行きました。本人と同伴無料で入館出来ました。

<困った話>
某財閥系美術館で、チケットの列に並んでいる時に誘導係から「お付きの方まで無料ですよ」といわれたのに、チケット窓口では「障害者手帳じゃないとダメです」と言われたことがあります。

受給者証は病院だけでなく旅行先にも必ず携帯するものですが、A4用紙を三つ折りしただけの受給者証なのでクシャクシャになりやすいです。提示しやすい手帳型になったらなぁと思ってます。

< 大阪・関西万博の話 >
受給者証の恩恵と言えば、今年はやはり大阪・関西万博ですね。当初は興味が無かったのですが、実際に行かれた方々の投稿を見て、行ってみようと思いました。
外国パビリオンはほとんどの国に優先レーンがありました。
万博自体の雰囲気が異国情緒たっぷりなので旅行好きにはたまりませんね。

< 大阪・関西万博の話 >
開幕前は万博に対して「人混みは苦手だし、遠いし、高いし…」と否定的に感じていたのですが、障害者枠と同じ3700円で入れると聞いて、それならと計画。
行くまでは体力が持つか不安で、スティックチェアーを購入したり、ドキドキでした。
行ってみたら楽しくて、疲れたら座るを繰り返し、何とか大丈夫でした。噴水ショーも花火も見れました。
結局7月までに4回も万博に通ってしまいました。
受給者証を持っていると、入場口は、一般レーンとは別の、多目的レーンから待ち時間少なく入れました。外国館の多くは、優先レーンで入場させてくれました。
受給者証がなければとても万博は楽しむことはできませんでした。本当に感謝です。

今年の万博訪問で「人混みもなんとかなる」と、すごく自信がつきました。 一生薬との共存ですが、少しずつできることを広げていこうと思っています。

参考サイト

◎ 難病受給者証で割引を受けられる施設をまとめた検索サイトのご紹介です。

難病受給者証の割引でもっと楽しも...
難病受給者証の割引でもっと楽しもう! 全国各地の指定難病医療費受給者証で受けられる割引・サービスを施設ごとにまとめた検索情報サイトです。

今回も、たくさんのお便りをお寄せいただき、ありがとうございました。
強皮症ラジオ”みんなでしゃべらナイト”は、不定期ですが毎月1回程度のペースで開催しております。
また次回のテーマもお楽しみに。

強皮症ラジオ「みんなでしゃべらナイト」とは
LINEオープンチャット「強皮症患者さんのピア相談室」で行われるライブトークです。(月に1回程度放送予定)

【この番組に込めた想い】
①強皮症仲間とのつながりを感じる
強皮症という難病と共に生活していく中での「癒し・励み・目標」となるようなテーマを通して仲間とのつながりを感じてほしい
②気軽にお話したり投稿してみよう
これまで「強皮症ラジオ」で話したことがない方でも発言していただき、リスナーの皆様にはテーマに関して気軽にオープンチャットに投稿してほしい
③ピア相談室 = 同じ患者また患者家族同士、皆様にとって家のように安心できる場所になれば
①②によって、病気に関わる悩み・不安などを投稿するきっかけにしてほしい
『決してひとりで悩まないで。』ここにくればいつでも相談できる仲間がいると思って、安心感を持ってほしい

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